Event Report: C&Cユーザーフォーラム & iEXPO 2017

NEC未来創造会議

第2部では、まずNEC CTO 江村克己より、これまでの会議でどのようなことが議論されてきたのか、活動報告が行われました。続いて、「AIの進化がもたらす未来」「人が豊かに生きるとは?」の2つのテーマに分けて、それぞれ2名のメンバーによる基調プレゼンテーションと全メンバーでのディスカッションが展開されました。

第2部 活動報告
「これまでの会議を振り返って」

NEC CTO 江村克己

予測が難しい社会を長い視点をもって考える

「NEC未来創造会議」は、3月30日の第1回を皮切りに、4回行ってきました。これまではクローズな中で議論してきましたが、今日は皆さんの前で、普段行っているディスカッションをできればと思っています。

江村克己の写真

NEC CTO

江村克己

これまで、ロサンゼルス、東京、京都などで開催してきましたが、テレビ会議も利用してきて、実は、このメンバーが全員一同に会するのは今日が初めてなのです。そういう意味で、私も今までとは別の意味でわくわくしている、という状況です。未来創造会議をやっているバックグラウンドですが、技術が非常に進んでいる、AIが非常に流行っておりますが光と影がある、非常に世の中の予測が難しくなっている、ということがあります。

スライド:これまでのNEC未来創造会議の様子
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一方で、最近、国連のSDGs持続可能な開発目標が、議論されるようになってきています。これは世界中でやっぱり地球は1つしかないのだ、ということを意識し始めている、ということがあると思います。日本では、Society 5.0と言われていますが、ポイントの1つは、「人間中心の社会」ということですね。ですから、このような今起きているいろいろなことを考えた時に、少し長い視点を持ちながら将来のことを考えて見るタイミングになっているのではないか、ということが原点にあります。

テクノロジーの可能性、人間の幸せ、
目指すべき社会について議論

これまでの議論のポイントは、大きく分けると、テクノロジー、人、社会ということです。テクノロジーの可能性ですが、「機械が目を持った(画像認識)」ということによって、世の中が大きく変わるというお話。また、テクノロジーで置き換えられるもの、そうではないものもあるという話。それから、AI を含めて様々なものが繋がった地球規模でのプラットフォーム、ネットワークができてくるというのが大きな流れ、議論のポイントになっています。

特別講演の様子

一方で、人間の本質とは何かという話もありました。洞窟に暮らしていた時代から、我々が持っている本質で変わっていないものがあるのではないか、という話。それから本当に私たちが感じる豊かさや幸せとは何なのだろう、ということがやはり議論の中で出てきています。非常に技術が進んできているということを考えれば考えるほど、もう一度人のことを考えなくては、という議論がありました。最後は社会ですがケリーさんが話していた「コンバージェンスとダイバージェンス」。それから資本主義の次、というものを考えなければならないという話が出ました。人ということに関係してくるのですが、「公平な社会とは」ということがいろいろな観点から議論されてきました。今コーポレートメッセージで「Orchestrating a brighter world」といっているのですが、その中で「未来に向かい人が生きる、豊かに生きるために欠かせないもの、それは安全・安心・効率・公平という価値が実現された社会です」、そういう社会を目指していきたいとNECが思っているところです。

スライド:豊かな社会を実現すえるための4つの価値提供(安心、安全、効率、公平)
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人が生きる、豊かに生きる、ということは何なのか、もう一度考えてみようという論点があります。

技術の進化で人間のベーシックな部分がかなり満たされて均一化していく。そうした時にだんだん自己実現の欲求が出てくると多様性がてきてくる。そういった中で、少し長い先を見たときに次の社会と人とをどう見ていくのかというのを具体的に、さらに詰めていく必要がある。そのようなことを背景に、本日のパネルディスカッションを進めていきます。

スライド:これまでの議論のまとめ 社会の進化と人の成長
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