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「NEC未来創造会議」
第3回会議 レビュー

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第1回、第2回の会議で上がった様々な提起を踏まえながら、「2050年の社会はどうなるのか」をテーマに、第3回会議が開催されました。
進展するテクノロジーと対峙する地球市民は、未来の社会をどのように変えていくのでしょうか。キーワードは、コンバージェンスとダイバージェンス、すなわち収斂するものと開かれるもの。グローバル化がもたらす共通化と多様化の可能性について、熱い議論が交わされました。

地球規模のプラットフォームが
文化の土台になる

まずは今回、サンフランシスコからテレビ会議で参加してくださった、『WIRED』創刊編集長のケヴィン・ケリー氏に、2050年の社会について話を聞いた。

「WIRED」誌 創刊編集長

ケヴィン・ケリー氏

「30年後は、より多様な社会になっていると思います。ライフスタイルや生計の立て方も、そのバリエーションが広がるでしょう。一方で、人が共感し、感動する音楽、本、知的資本を養う学校で学ぶことなど、人類共通で収斂するものも出てきます。基本的なライフラインや社会基盤も同じです。30年後にキッチンやトイレの写真を撮るとしたら、どの国でもある程度似ているのではないかと思います。技術的には、何十億の人を繋げ、何百万ものAIを繋げた地球規模のプラットフォームが、将来の文化の土台になるのです。皆が一緒に、常に繋がっています。そこでどのようなコラボレーションができるのか、リアルタイムでコラボレーションして、何を作れるのか、どんな文化を持つことができるのかを考えたいと思います。コラボレーションは、仕事のため、社会交流のため、エンターテイメントのため、何でもいいのです。ウィキペディアの制作は、昔だったらできなかったでしょうが今、世界中の人がコラボレーションすることで、リアルタイムで百科事典ができていきます。何十億もの人が力を合わせてリアルタイムで何かを創ろうとしたら、どれだけのものができるかを想像してみてください。私はワクワクしますね」。

インターネットの爆発的な発展により今、世界の至るところが繋がっている。行ったこともない国の文化に憧れ、情報やモノ、そして人々も加速度的に行き交うようになった。では、AIがネットに繋がり、様々なデバイスが地球全体を覆うようにぶら下がったプラットフォームができたら、社会はどう変わるのだろうか。

「私は物理学者なので、新しい文明の誕生を『物理』という観点から見ようと思います」と話すのは、ニューヨーク市立大学教授のミチオ・カク氏である。

ニューヨーク市立大学 理論物理学 教授

ミチオ・カク氏

「宇宙から見た時に、何千年も古い過去の文明を3つのタイプに分類しています。ケリーさんが言っていた文明は、タイプ1の『惑星型文明』になります。インターネットは、この文明において、惑星規模のテレコミュニケーションの基盤となるものです。そして、様々なものが惑星規模に拡大していく一方で、ローカルな文化の多様性も残り続けます。今、私たちが目にしているのはグローバル化であり、惑星文明への移行の一環なのです」。

「カク先生がおっしゃるとおり、現在は、タイプ1型の文明に向かっているところだと思います。本当の意味でのタイプ1型のシステムへの移行は、まだ数百年先かも知れませんが、その動きはこれから先、2050年に向けてどんどん加速していくでしょう。私たちはこうした胎動を上手に利用して、その恩恵を最大化し、害を最小化しながら、私たちが望む世の中を作りあげていくことができるはずです。また、グローバルなレベルでの政治は、どのように機能させるべきものなのか。こうした疑問は、感覚的にもわかりにくいかも知れませんが、今後の社会デザインの大きなテーマです。そして今、私たちが創っているテクノロジーは、その答に影響を及ぼすものではないかと思います」と、ケリー氏は続けた。

「惑星化という話は、今までの地域性から、より地球規模でものごとを考え、社会を変えるということだと思います。AIやインターネットは、今までの様々な社会の制約というものを取り払っていくでしょう。今、私たちが目指すべき社会は、今までの制約をなくすこと。そして、今までの社会が生んでいたロスを減らすことだと思うのです。例えば、貧困対策。食品やエネルギー、様々な製品を地球規模でマッチングしていくという流れも出てくるかもしれません」。こう話すのは、評論家の荻上チキ氏だ。

評論家

荻上 チキ氏

未だかつてない世界を繋ぐプラットフォームがどんどん出てきて、コンピュータ、人間、そしてAIもIoTも全部がインターネットに繋がり、AIによって最適化されていく社会。私たちは、今後30年でどれほどの兆しを目にすることになるのだろう。

AIと人の役割分担、非効率こそが創造性か

さて、現在の身の回りに眼を向け直してみると、AIやロボットに仕事を奪われるという警句が、マスコミやネット上に頻繁に登場している。しかし、AIにもできることとできないことがあり、そこでは人間との協調、共存が、2050年の重要なキーワードになるだろう。

「私の仕事が将来なくなるかどうかという点を、まずお話ししましょう」。こう切り出したのは、カク氏である。

「テクノロジーの発展によって、MITの授業はほとんどオンラインのEラーニングでできるので、教師はいらなくなると言う人もいます。しかし、例えばパキスタンやインドの人たちが、AIのスペシャリストになろうとMITの授業を受けますが、そういうコースの授業は、およそ9割の人が途中でやめてしまいます。なぜなら、タイムリーにアドバイスがほしい、宿題を評価してほしい、夢を実現するためにキャリアのガイダンスをしてもらいたいなど、属人的、精神的な支援が必要だからです。AIは、個々人に合わせたアドバイスをすることができません。個別にコミットメントする、昔ながらの人と人とのふれあいは、AIにはできないので、教師はこれからも必要なのです。また、コンピュータがあれば、科学者は仕事を失うのではないかと言われています。私は科学者だから申し上げますが、新しい方程式を考えるのは知的な人間の仕事で、コンピュータはそのシミュレーションに利用するだけです。ロボットは未来永劫、科学者にはなれないのです」。

「最近、配管工が家にやってきましたが、スクリーンを見ながら仕事をしていて驚きました」とケリー氏。そのスクリーンには、複雑な配管回路の図面が映し出されていたそうだ。

「どんな仕事でも、テクノロジーによって補完される作業があるということです。評価をしたり、測定したりして効率化を図る仕事は、ロボットがやる。一方、非効率的でも良いことは人間がやるというように、分業が定着するのではないでしょうか。科学、アート、イノベーションは、そもそも非効率的なものです。100%効率的であれば、科学者として何も学ぶことができません。30年後も、人間は非効率的なことを行い、効率的なことはマシンと一緒にやっていくのが、自然な姿だと思います」。

ただ、「共存には、人間の主導の有り様が鍵になる」と話すのは、慈眼寺の住職である塩沼亮潤氏だ。

慈眼寺 住職 大阿闍梨

塩沼 亮潤氏

「重要なことは、人間をコントロールできるのは、人間しかいないということです。2050年辺りには、人間とAIがうまく共存する社会が実現しているのではないかと思いますが、AIをコントロールし、いかにクリエイティブに活用していくかは、人間が主導することで変わっていくと思います。使い方を間違えれば、大変なことにもなりかねません。人間に人格があるように、AIに愛とか、祈りとかを注ぎ入れていくことは、人間だけにできる仕事なのです。効率、非効率と言いましたら、お坊さんの修行というものは極めて非効率的だと思うのです。内面的にも成長するまで時間がかかります。ある仏師さんから聞いたのですが、仏像というものは、今、現存する物でもう何百年、千数百年の物もあるのです。しかし、明らかに昔の人たちの方が今よりもきめ細かい仏像を彫っておりますと。今よりも精緻な道具がない時代、昔の人の方がより良いものを彫っていたというのは、やはり非効率的なものかも知れませんが、そこを極めていくと芸術や、お寺の修行や、人間の内面的なもの、そこは変わらないものがあると思います」。

将棋棋士の羽生善治氏は、塩沼氏の発言を受けて、「非効率を受け入れる組織」が重要だと語る。

将棋棋士

羽生 善治氏

「多くの成功の背景には膨大な失敗があり、それを非効率だと切り捨てるのではなく、許容することが必要だと思います。国単位なのか、地域単位なのか、企業単位なのか。それは分かりませんが、正論や最適解に抗う人や社会の思いを受け止める場づくりが重要なことだと思います。人類は長い歴史の中で、これだけ寿命が伸びてきたということはかつてないわけです。例えば100年の寿命と言われたら、わかる人はいるかも知れませんが、なかなか実感できないではないですか。その時に、では何をやっていくのかということを考えたとき、やはり効率的なものというよりも、何か非効率的なものを好んでやっていくという方向にいくのではないかなと少し思いました」。

「何を非効率的とするかは変化していくでしょうし、非効率的なものとされるものによって、寛容な社会になっていくと思うのです。働き方改革ということを日本で議論している時に、皆で育児休暇や産休を取った方がいいじゃないか、男性も取った方がいいという議論は出ているわけです。でも取らない。なぜかというと、ひとつは慣性のバイアス。今までそうだったから、これからもそうしなければという慣性が行動を縛っている。それから、何故その慣性が今まであったのかというと、男性が働いて女性は家にといった、ある種の生産再生産といったものを分けることが効率的だという考え方がジェンダー意識と結びついて、ひとつの差別構造を生んでいたという状況があるわけです。実は偏見だよねという考え方になったと同時に、例えば保育園とかベビーシッターとか、色々なサービスを作ってきています。そしてベビーシッターもネット上で個人とマッチングするといったサービスが出てきた時に、女性がより社会に出やすいという状況が作られました。今まで非効率的だとされてきたものが、果たしてそうだったのかということを考えると同時に、非効率的じゃなくしてくれる技術も出てくるわけです」と語るのは、評論家の荻上チキ氏である。

ここでモデレーターの林千晶氏から、「効率的、非効率的という表現は見直したほうがいいかも知れませんね。非効率は、むしろクリエイティビティ(創造的)と言ったほうが、ふさわしいのではないでしょうか」という指摘があった。

「クリエイティブか、そうでないかが、人間と動物、そしてロボットと異なる点です。人間の脳というのはニューラルネットワークがあるので、単に数を足すのではなく、コンセプトを生み出して、今の世界を理解し、かつ、世界がどうなり得るのか、将来をシミュレーションしていきます。それが動物との違い、私たちと機械との違いだと思います。人間は朝起きた瞬間から、『今日、何やろう。何を食べよう』と考えるのです。動物は、お腹がすいたら獲物を捕りに行き、眠くなったら眠る。私たちはクリエイティブ的な本能をもっと理解するべきです」と、カク氏は受けた。

確かに、非効率という言葉はネガティブだが、ロボットが人を助けて業務のスピードや精度を高め、ロボットにはできないクリエイティブな仕事を人間がやることで、AIと人間の共存という質が確実に高まるように思える。

AI、VRが、多様な働き方を創造する

次に論点になったのが、近未来における働き方である。テクノロジーの進展によって、人間の働き方は本当に変わるのだろうか。冒頭で、ケリー氏は「ライフスタイルや生計の立て方が多様化する」と述べたが、それはまさに、働き方の多様化を提起していたのだ。

「自動運転の車が普及すれば、時間の使い方が確実に変わります。移動時間を、自分の生活に合わせて調整できるということです。そして、AIやVRによって、同じ時間に、同じ場所にいなければできなかった仕事が、時間や場所を越えて、同期できるようになります。住んでいる地域、身体的な問題、男性、女性、あるいは子どもでも、あるミッション(仕事)に自由に参画できようになると思います。これまでのように、朝起きたら会社に行って、仕事が終わったら趣味の時間を過ごす、というような働き方は、間違いなく変わっていくでしょう」と、荻上氏。

社会的弱者の問題を取り上げて執筆活動などを行う荻上氏は、「ロボットやVRによって実現する、身体的・精神的解放」に期待を寄せながらも、昔ながらの感性が、社会的な変革を遅らせる可能性もあると指摘する。

VRの可能性について話すのは、ケリー氏である。

「30年後に実現しそうなものに、ゲーム感覚ではないVRがあります。オーグメントリアリティ(拡張現実)、ミックスリアリティと呼ばれるものです。眼鏡はかけますが、透明なので、自分のいる部屋(現実)が見えます。同時に、バーチャルな世界も見ることができるのです。バーチャルな仕事仲間とコラボレーションすることで、今までだったら、その場に行って会っていなければできなかったような仕事もできるようになります。もちろん、通勤時間もありませんし、例えば1週間に数日だけ、あるいは1カ月に1回だけ仕事をする、働く時間の裁量も自由です。世界中で自分と同じ考え方をもっている人にも出会えます。本当の意味での感情的なコラボレーションというのができます」。

カク氏はコラボレーションという点に関して、「人間の最適な集団は100人くらいです。100人よりも大きくなると、全員を覚えていられなくなります」と指摘する。「VRやテレカンファレンスがあるので、なくなるだろうと言われていた観光業はなくなっていません。ライブとビデオのどちらで好きなロックバンドのコンサートを見ますかと聞けば、必ずライブで見たいという人がいると思います。ビデオの方が質が良いにもかかわらずです。ハイテクよりも、やはり手で触れるもの、感じられるものが大事です。どうしてかというと、もともと狩猟社会だったからです。獲物を捕ったという実感が欲しいですし、100人より規模が大きくなるとなかなか絆は生まれません。やはり人間は本当にケイブマン(穴居人)です。石器時代の20万年前とあまり変わっていないということを認識しなければいけません」。

一方、「働き方は、そう急には変わらない」と提起したのは、東京大学大学院特任准教授の松尾豊氏である。

東京大学大学院 特任准教授

松尾 豊氏

「現在、クラウドソーシングによる仕事のマッチングは、うまく機能していると思います。例えば、自分の能力を最大限に高く売る、自分の好きな時に働く、ということになるかというと、そんなに単純ではないと思います。会社への所属は、そんなに急にはなくならない。カク先生がおっしゃるようにケイブマン・プリンシプルがあり、人間は集団を作って敵と戦ってきた生き物です。何が集団で、何が仲間で、何が敵なのか、やはり仮想的にでも心にもっているものではないかと思います」。

NEC CTOである江村克己氏は、会社の有り様、評価のあり方について次のように語った。

「NECを見たときに、その働き方というのは昔のものづくりの会社だった時のベースのデザインなわけです。大勢の人が同じような仕事をして働いているイメージの時と、どういう問題を解いているのかというような、やること自体が変わってきた時と、評価軸も変わるでしょう。いわゆるAIと人がいた時に、トータルでどれだけパフォーマンスを上げていくかというようなことを見ると、どれだけのタスクをどうやって分配しているかといったところの知恵の出し方によって、目の前では働いていないがすごく成果が出ていたりという構造に変わってくるように思えるのです。やはり、これから起きることをイメージした時に、会社の在り方や評価の在り方というのをもう1回リデザインするフェイズに入っているのだと思いますね」

NEC チーフテクノロジーオフィサー(CTO)

江村 克己

子どもたちの夢と未来を育む、
こんな学校を創りたい

第3回会議の最後に、モデレーターの林氏が参加者たちに投げかけた、「皆さんが、来年小学校を創るとしたら、どんな学校を創りますか?」、という問いに対する回答を紹介したい。未来の世界、そしてテクノロジーの将来を、これから目の当たりにするはずの子どもたち。参加者たちの回答に共通することは、子どもたちの能力を将来高めていくための教育のあり方とは何か、将来のために多様性を育む教育のあり方とは何かという点だ。

ロフトワーク 代表取締役

林 千晶氏

「ポジティブビジョンをいろいろなロールモデルを通じて学習することは重要です。私は、学校に行って学ぶことができない子どもたちのための、マイクロスクールを考えています。マイクロバスで子どもたちをピックアップして移動します。そして、学校ではないところで、様々な体験をしながら学ぶ、小規模なスクールです」(荻上氏)

「日本の田舎で、生徒数が少ない小学校をつくりたいですね。勉強ができる子、そうでない子、子どもにあわせていろいろな教育があっていいと思います。将来何が幸せになるか、それぞれ違いますから」(塩沼氏)

「いまの小学校では1種類と言いますか、決まった教育しか受けられません。例えば、地域や国を飛び越え、複数の国や地域の学びを経験し、共有する教育システムが形になるといいと思います」(羽生氏)

「どうやって学ぶかを学んでほしいのですが、やり方がないので、一番強い武器を与え、世の中で戦って成功したり失敗したりしていくことで可能になるのではないかと思います。そう考えたとき、日本には今、数学や理科が大好きな子どの才能を育てる学校がありません。そういう子どもたちを集めて、数学、理科、コンピュータプログラムだけを教えるという学びの場があったらいいと思います。文系の科目についても、自然科学や理数系の観点から、なぜ学ぶべきなのかというところを、しっかりと教えることが大事だと思いますね」(松尾氏)

「子どもは科学に興味があり、親になぜ、どうしてと聞きます。そして、成長に伴い、だんだん質問が難しくなってきて親が答えられなくなると、学校の先生に聞きなさいと言う。ところが、教育学部出身の小学校の先生には、理系の方がほとんどいない。この構造的なミスマッチは、改める必要があるように感じています。加えて、クリエイティビティが重要になるということは、ベースになる知識はしっかり教えながら、その一方で体験こそが必要。いい生音楽を聴くとか、マルチな体験、多様なディープラーニングをセットにした小学校があるといいですね」(江村氏)

「学ぶためのベストの方法を理解する、そのスキルを身につけることを教えたいですね。子どもたちに、正確な答えを出してくれるAIを想像してみました。小さい子どもが絶えず、AIになんで、なんでと聞く。AIは次から次へと答えてくれます。そうなると、子どもたちは、質問があったら機械に聞こうということを学びます。それは、子どもに良い質問をする機会を与えることになり、質問をする力、パワーリスナーとしての資質が身に着くのではないでしょうか。質問をすることは、あらゆる創造において、最も重要なことです」(ケリー氏)

「ノーベル賞学者たちは異口同音に、子ども時代に魔法に会った、と語っていました。宇宙の拡がり、自然界の凄さ、こうした好奇心が創造性の原動力だと信じています。しかし、こうした好奇心は、15歳辺りでなくなってしまう。だから、10歳から15歳までの間に、なぜこういうモノがあるのか、花の名前よりも花の進化を、元素の周期表より物質の意味を教えることが大切なのです。概念や法則を教えないので、15歳から先、科学者になり得る人が失われてしまうのです」(カク氏)

第3回 NEC未来創造会議の議論のなかから浮かび上がってきたことは、コンバージェンスとダイバージェンスのギャップを、いかに埋めていくのかという新たな論点だ。

「ケリーさんが言われた今後の社会の変化。そのグローバリゼーションの中でのコンバージェンスとダイバージェンスというものの大きな流れを、まずイメージしておかなくてはいけないなと思いました。その時に、ギャップも出てくるので、そこは少し考えたいということです。そして、じゃあ私たちは何をやるのか。個々人が何をやるか。あるいはもうちょっと、社会として何をやるか。それで、今日は出ていませんが、国連ではSDGs(持続可能な開発目標)が採択されています。やはりグローバルな課題に対して『これから何をやらなければいけないの』というのはあまり議論できていないのですが、大きな流れと、その中で解決していくものは何かというのは、議論のポイントとしてひとつあると思います。今日もずいぶん話が出たのですが、AIやロボティクスと人間の役割分担。そこは、やはりもう少し突き詰めていった方がいいかなと思います。マクロに言うと、AIとか言っている方がやはり効率性を上げる側で、人の側がクリエイティビティだよねといった時に、そのようにイメージした上で、会社の在り方や社会の新しい在り方、クリエイティビティを人がもっと出していくためのこれからの社会とは何かということが全体で繋がってきた時に、2050年どうなのかなと…。そのあたりを次の4回目で議論したいと思います」と、江村氏は第3回会議を振り返った。

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